2004年12月22日

●即戦力?

最近変わりつつありますが、日本では必ずしも即戦力を求めておらず、学校を卒業後、就職してから、その会社で実務を通して仕事のできる人材として教育されていると思われます。
しかし一般的に中国では即戦力を求められ、使い物にならなければすぐにクビになります。そのため、北京では即戦力を要請する専門学校が多々ありとても人気があります。


しかし、、、現在協力している会社は即戦力重視ではないことを知りました。

前のエントリーに書きましたが、彼らは、低賃金でありながらも不満はなく、むしろ社長に感謝し、会社を気に入っています。
それはなぜかというと、、、

この会社では、まだソフトウェアを使いこなせない未熟なうちに雇ってもらい、仕事をしながら、社長や同僚から教育を受けるシステムが構築されています。
この業界は一般的に、お金を払って専門学校に通い、ソフトウェアの熟練者になってから、求職するものです。しかし、この会社では、給料を払いながら仕事の中で実践的に教育を行っているのです。

そのため、会社が望む制作の癖を覚えさせることができ、さらには私たちの仕事のような日本の建築図面を読むという特殊なこともこなすことができるようになっていきます。
その結果、会社側にとっては、他社よりは安い給料で働かせることができ、社員から感謝もされるようになります。
さらには、一日3食、会社が負担し、会社での活動(山登りやプールなど)がよくあり、仲間意識を高めることを意識しているようです。
そのため、別の協力会社で感じられる同僚に干渉しないサバサバした雰囲気ではなく、ここではオフィスが和気藹々とし、笑いが絶えない明るい雰囲気となっています。

以前、中国人は独立心が旺盛であるということを書いたことがありますが、このような会社では、愛社精神や、会社に対して忠誠心が生まれ、会社を蹴って独立しようとする人が出てこないのではないかと想像します。
・・・これは冒頭に書いた日本の会社とどこか通じるものがあるのではないでしょうか。

Posted by tkm at 2004年12月22日 10:18
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