2005年02月11日

●行ってきました「中華世紀壇」

今日2月11日は日本の祝日建国記念日。ということで、無理に仕事をする必要も無いので、建築を見に行ってきました。今日のメインは、「中華世紀壇」。以前そばを通ったときにそのシンボリック性にものすごくひきつけられ、いつか行こうと考えていました。

2000年ミレニアムを記念して民族意識を高揚させるためのシンボル的建築。1998年から構想が練られ、完成は2004年。江沢民主席の肝いりで実現した建築だと考えられます。設計者は誰かわかりません。現在調査中。
軍事博物館駅で降り、30元もするチケットに戸惑いながら、南端のエントランスから入りました。まず目にするのは、江沢民主席による「中華世紀壇」の文字。その背面に北京周口店猿人跡から採取した聖火と「中華故土地図」があります。領土問題がおきている南沙諸島、魚釣島もしっかりと書かれていました。
ここからまっすぐにあのシンボリックな建物に向かって軸ができています。この軸には、300万年前に「中華大地で人類が火を使った」ことから歴史が始まり、西暦2000年までの歴史が記録されています。
南端から北へ向かって否が応でもあのシンボリックな形態が目に入り、気分が高揚していきます。
「悠久の中華5000年の歴史の上に、偉大な民族復興の21世紀が始まる!!」
このシンボリックな形態、、、素直にかっこいい!!あの天に向かう角(?)とても絵になると思いました。なんとこの上部が動くことを発見。任意の速度で、任意の角度、任意の方角に動かせるとのこと。しかし何のために動かす必要があるのかわかりませんが・・・

頂点を極め、周囲を一周したあと、2階から建物内部に入りました。
この中心には世紀ホールがあります。ここが圧巻!
人類が中華大地で生まれてからロケットで宇宙に人を送るまでの中華の歴史が360度の壁面にレリーフされ、そして中央には黄金色に輝くオブジェ。
入り口からここまで辿り着き、誰もが偉大な中国を意識し、愛国心を持つように設計されていると思いました。

そのほかの展示ホールは企画展が行われています。例によってこの博物館もどのような順番で展示を見ていけばいいかわかりません。中国の博物館は、日本の建築計画学で誰もが学ぶ一筆書きの動線計画はまったくありません。おかげで何度も同じところを通ったりしたため脚がクタクタになりながら、3層に分かれた展示ホールを跡にしました。


ここは誰もが「中国スゲー!」って感じる建築です。
天壇公園の祈念殿並の強烈の印象がありました。
(写真は建築マップに掲載時にUPします)

Posted by tkm at 2005年02月11日 17:34
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