2005年04月30日

●100元札100枚運ぶ

5月から8月までの家賃8000元を渡すためにATMから引き出してきました。
先週のFRBのグリーンスパン議長による人民元引き上げ圧力で、円高に一気に進んでくれたおかげで、ずいぶん助かりました。
グリーンスパン様ありがとうございます。


大家へ渡すために、現金を数えていると、いつもながらお札への落書きが目に付きます。
ほぼ、人の名前のようなのです。なぜお札に名前を書くのでしょうか?


これは、中国流偽札防止です。正確に言うと、偽札を渡されないようにするためです。
一般庶民にとって、最高額の100元紙幣を受け取るのは、、、銀行からお金を引き出すとき。一般的に銀行から引き出すお金は本物だとされているため、おそらく問題ありません。
しかし、もうひとつ、100元紙幣を渡されるときがあります。それはホテルで、チェックイン時に保証金として100元や200元を預け、その返金のときに渡されます。その際に偽札を渡される可能性があるため、保証金として預ける紙幣に自分の名前を書いて渡し、返金のときにそれと同じ紙幣をもらうようにする自己防衛です。

今まで50元の偽札は何度か財布のなかに紛れ込んでいたことがりますが、、、100元はまだ一度も無いですね。
まぁしかし、偽札をもらっても、知らない間に使ってしまっています。日本と違って、偽札だと疑われても、警察を呼ばれることも無く、別の紙幣を要求されるだけですし、、、あんまりそんなに自己防衛してもしかたないかなって気がします。

中国人民みんなで巨大なババ抜きをしているようなものだと思ってババを引くのを楽しみにしています。

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2005年04月29日

●一生に一度の変身写真

ある中国人がアルバムを持っていたので、パラパラと見せてもらいました・・・

結婚写真の宣伝のような写真?がたくさんありました。
よ~く見ると、、、なんとなく、その中国人に似ています。
えっ?その人の結婚時の写真!!!嘘だろ、、、。ついでに旦那も知り合いですが、まったくの別人!!!

そう、ここ中国では結婚時に変身写真を撮ります。
新郎はタキシードを着たり、新婦はいくつものドレスを着替え、チャイナドレスとかも着ています。
それだけならまだしも、二人のポーズが、もうやらしい・・・。
いかにも愛し合っていますよ、、、という人前では見せられないようなラブラブショット。
どこか映画の俳優にでもなり、出演映画の宣伝広告のような感じです。

いかにもPHOTOSHOPで加工しましたというような真っ白で透き通るような肌。指を少し細長くしたり、眉毛をうっすらとやさしくしたり、、、。背景は暈しを強く、人もうっすらと暈していてものすごく夢心地の世界が広がっています。

次から次と眼に飛び込んでくるポーズに、見ているこっちのほうが、恥ずかしくなってしまいました。
ページをめくってもめくってもひたすらいろんなポーズで撮影されています。その数ざっと100枚ぐらい。

・・・日本人の恥じらいの精神では、とても真似できないでしょうね。
日中夫婦も結婚写真は、中国風に取るのでしょうか?恥ずかしくないですかね。

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2005年04月28日

●中国のシナリオ

<中国首脳>年内、訪日も 在京の中国政府筋が語る
このニュースを見て、やはりこの一連の反日デモも含めた中国の動きは、中国政府がつくったひとつのシナリオがあると確信しました。ほぼ中国政府の思惑通りスムーズに事が運んでいるのではないでしょうか。
先月までは、中国首脳が靖国や教科書問題を解決していない日本を訪問することは到底ありえないことでした。しかし、ここに来て中国の変化により、その環境が整えれつつあります。

一連の流れを見ている限り、日本側は一貫した姿勢ですが、中国側が軟化し始めているようです。
しかしその軟化している素振りを人民に見せないように、うまく情報を操作し、いかにも日本側が謝罪や反省を表しているようにとらえられる報道をしているようです。

例えば、日中外相会談時、日中首脳会談時における中国向け報道を見ていると、日本側が謝罪を反省を表し、態度を軟化させていると強調されています。しかし、日本側の報道では、外相会談時は、謝罪なんてしてないし、首脳会談時においても、中国の提示した五項目提案に小泉さんが同意しているわけでもなく、以前と変わらぬ外交姿勢であることを表明しただけとのことです。

中国国内向け報道をうまく操作して、中国政府にとって都合のいい部分を報道し、強硬な人民を抑え、なんとか日本との関係改善を図ろうとしている。
悪い言い方をすれば、中国政府は人民を騙して、日本との関係改善を目指そうとしているわけです。
・・・とても不安です。
もし小泉首相が靖国を参拝したらどうなることか。
外相会談や首脳会談の時の約束が違う!と今、以上に反日が高まるのでは。

中国側の描いたシナリオがあるかどうかは別として、、、中国政府は非常に危険な情報操作をしているようです。
おそらく中国首相訪日後に小泉首相は参拝することになるでしょう。
・・・・・・・今年の年末、、、とても怖いです。

Posted by tkm at 08:32 | Comments [0] | Trackbacks [4]

●王毅駐日中国大使って、大丈夫?

<靖国参拝>紳士協定明かし、首相に中止求める 王中国大使
 ↓
靖国参拝 「紳士協定」を否定 中国・王大使言及に日本政府

王毅さんと日本政府のどちらが勘違いか嘘をついているのか知りませんが、、、普通に判断するに王毅さんが勘違いしているか嘘をついているようにしか思えません。
なぜなら、もしそうした協定があるならば、毎回の首相の靖国参拝時に、この協定を根拠に批判すればいいものを、今まで一切してこなかった。そして、この首相、官房長官、外相は行かないでほしいというのは、最近になって中国の報道で言われはじめたような気がします。去年までは、靖国の例大祭に合わせた複数の政治家の参拝に対して、毎回厳しく批判していた中国が、先日の例大祭時の閣僚も含めた複数の政治家の参拝は、ほとんど報道していません。

ちょっとこの王毅さんについて気になったので、いろいろ調べてみると、、、こんな記事を見つけてしまいました。

“什么是外交?在我看来,外交就是通过和外国人打交道,让人家了解你,然后接受你,直至信任你。只有这样,你才能去影响人家,才能实现你的政策目标。”
「外交とは何か?私が思うに、外交とは外国人と交流し、相手に私を理解させ、そして私を受け入れされ、私を信用してもらうことであると思います。こうすることで、相手に影響を与えることができ、政策目標を実現できるのです。」
・・・・・・(゜o゜)
要は、相手の立場や意見などはどうでもよくて、自らの意思を押し通し、相手を屈服させること、、、それが外交だ。
こういう考え方の人が大使になれる国ってすごいですね。他の国でも同じような人材だとしたら、中国は覇権主義国家と言われても仕方ないと思います。

このままでは近隣諸国、、、少なくとも日本とはいい関係になれるように思いません。
こういうのを中国国内から批判することは、やはり、できないのでしょうか、、、。

Posted by tkm at 07:54 | Comments [0] | Trackbacks [1]

2005年04月27日

●怖い。。。

上海のマンション価格、1週間で17%下落 不動産投資の過熱が続き、バブル崩壊の懸念も出ている上海の不動産市場が冷え込みを見せ始めた。先週、マンションの価格は17・7%下落し、関係者は不動産価格が上昇基調から低下に転じる可能性もあるとみている。
上海はバブルだと、数ヶ月前から言われ続けていました。 しかし、上海でバブルが弾けたとしても、中国の各都市の情況はそれぞれ別だから、一部でマンション価格が下がっても、他の都市は問題ないという楽観的な見方を眼にしたことがあります。 それを信じたい限りです。

この記事の最後の方に、「マンション供給の飽和感を受けて、販売が冷え込み始めている。」となっていますが、、、住宅が欲しい中間層以下の人はまだまだ山ほどいるはずです。彼らには手の届かない金額まで、内外の投資家たちが積極的に投資をして価格吊り上げてしまっているのだと思います。
日本のように半分公営の住宅供給公社や、公営住宅などありません。
完全に資本経済が住宅を支配しています。
本当に住まいを必要としている人たちには、いつまでたっても住宅が手に入らないシステムになっています。

Posted by tkm at 07:48 | Comments [0] | Trackbacks [9]

2005年04月26日

●人の命

福知山線での大きな脱線事故。
犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。

この事故の一報を昼前、協力会社にて知りました。
周りの中国人に、日本で大きな事故があったみたいだ。って言うと、、、
「犠牲者30人くらい、ふぅ~ん」
という反応。
なんか冷たい・・・反日意識の影響?

別の人にも言うと、、、
「中国では珍しくないからね~」
って、、、。

ありゃ~。

まぁ確かに、二週間に一回くらいは何十人も犠牲になる大事故があったりしますから・・・バスが谷に転落とか、炭鉱事故とか、、、。そういえば、炭鉱事故で10人以上の死者が発生したら、その地方行政官が罪を受けるようになる、というニュースを以前見かけましたが、、、それ以後、一切炭鉱事故のニュースを見なくなりましたね。きっと地方行政府によって隠されて、報道されない炭鉱事故が頻繁にあるんだと想像できます。

・・・人の命が軽いですよね。
中国人はみんな「人を多すぎ!」って誰もが思っていますから、数十人が犠牲になっても、運が悪かっただけという感覚。
納得できるやらできないやら・・・

日本ではたとえ犠牲者がでなくても事故が起きれば、再発防止に多額の予算をかけ、二度と事故が起きないようにしていくと思います。それが高コストにもつながるとともに、技術開発にもつながるのだと思います。

自分の命は自分で守る。
それが基本の社会。
地下鉄では真ん中より後ろ側に乗るようにしよう・・・。

Posted by tkm at 06:28 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●怖いところ

こういうところが怖く感じます。
反日デモの42人拘束
法律に反することをしているならば、暴動中に拘束をすればいいのに、、、。その場で拘束を始めると反日が反政府に向かうことを危惧するならば、せめて平静さが戻った翌日に拘束をすればいいのに、、、。一週間以上経っていきなり拘束を始める。
「消息筋によると、逮捕者は上海市外から流入した失業者ら。大学生らは釈放されたという。」
この差はなんなのでしょうか?日本料理店や領事館を破壊する違反行為は、失業者でも大学生でも法律に反するのではないでしょうか?それなのに、大学生は釈放される・・・。
同様の行為をしても、ある時は逮捕され、ある時は逮捕されない、、、ある社会階層は逮捕されても、ある社会階層は逮捕されない。。。
今さらですが、法治国家ではない中国で生活するうえで、いつか見せしめに合うのではないか、怖さを感じます。

上海政府は失われた上海のイメージを取り戻すために必死なのでしょうが、、、
こういうことをしていると益々、国際的な評価が下がるような気がします・・・。

Posted by tkm at 06:10 | Comments [2] | Trackbacks [43]

2005年04月25日

●人を疑う国民性と人を信じる国民性

ある中国人から、今の会社の社長から、安月給でいいように使われているのではないと言われ、、、ちょっとムカってきてしまいました。

こちらで生活していて、みんななかなか人を信じないんですね。
協力会社の社長も自らの社員を信じないし、そこで働いている社員もその社長のことを信じていない。
タクシーに乗って、ちょっとタクシーの運転手が道を間違えたら、故意にやったのではないかと罵るし、レストランで食事をして支払時に、騙されて無いか計算が合っているか確認する。

以前までは、非常に悲しい社会であると、感じていました。また、北京生活においてストレスを感じる最も大きな要因でもあります(これさえなければ北京生活に不満は無いのですが、、、)。
しかしこの人を疑う社会は、自己の利益を一番に追求しあうことで、うまくバランスとりながら回っている社会システムであって、別に悪いことではありません。そのバランス感覚を皆持つことによってできるとても良くできた社会システムだと思っています(その分社会の無駄が多々見受けられますが、、、)。

日本では中国とは逆に、人を信じることでバランスをとりながら回っている社会だと思います。
しかし最近、外国人犯罪の増加(中国人が第一位)もひとつの要因により、日本国内の安全が脅かされ、あきらからに日本の社会が、中国人と同様の人を疑う社会になりつつあると思います。
日中関係においても、首相の靖国参拝や教科書問題など、人を疑う国民性で見るのと、人を信じる国民性で見るのとでは大きな差があると思います。
日本側が、人を疑う国民性に合わせて対処すべきか、中国側が、人を信じる国民性に合わせて対処すべきか、、、。
後者の方がよりよい安定した東アジアの未来が築けられそうですが、いかがでしょうか。


・・・そうした人を疑う国民性の中国人の尺度で、日本の会社や社長が疑われると、、、さすがにムカッと来てしまいました。TKMのことを思って助言してくれるのはわかりますが、、、。

生活上で騙されたとしても、わずか数元、数十元のこと。騙されたと思うと気分が悪くなりますが、騙されたと思わず、ちょっとしたミスや思い違いだと思えば、心が清らかなままです。
つまりこちら側の心の持ちようで、騙されたのか決定することができます。今の仕事も、会社を信用しているからこそ、最大限のリターンを会社に還元する元気がでてくるわけで、そしてそれに見合った待遇を求めることができるようになると思うんです、、、。

人を信用する清らかな心を、北京生活で、黒く濁らないように心がけていきたいと思います。

Posted by tkm at 00:05 | Comments [1] | Trackbacks [54]

2005年04月24日

●反日デモを利用して、対日関係を改善?

今週、本当にデモがなかったようです。
ニュースでは唯一、珠海で少々起きたようですが、、、。
<中国反日デモ>広東省珠海で1000人参加、1時間で解散

中国で生活する日本人として、一応安心です、、、。しかし、この徹底的に押さえ込んだ中国政府の姿勢に不安を感じます。

デモが発生しなかったこの結果から、中国政府の国際的評価はますます下がる気がします。
国際社会から懸念されたのは、大規模なデモが発生したことではなくて、ウィーン条約に反し大使館や公邸を護らず、暴動を黙認し、それに対する謝罪や保障が無いことであるはずです。
それゆえ、デモが起きても暴動が起きなかった最初の一週目までは、第三国の報道では、日本が間違っていて中国が正しいというような報道が多くなっていたんだと思います。

今週、デモが起きなかったことで、外から見ると、やはりあれは政府によって管理された暴動だったんだ、暴動を抑えることは本当はできるけど、「故意」に抑えなかったんだ、と、、、。
実際は、そんな単純なことではないのに、外から見るとそういう風に見られてもしかたありません。
その結果、デモを政治の道具に使っているという評価にならざるを得ないのではないでしょうか。

結局、中国は自分で自分の首を絞めて、中国側に非を作ることで、中国人民の意識を変えつつ、今までの中国の対日関係を改善できる情況を少しづつ形作られつつあるような気がします。
短期的には、反日暴動があったおかげで、中国人民の反発を受けずに、昨日の日中首脳会談が可能になったと思います。

Posted by tkm at 22:50 | Comments [0] | Trackbacks [2]

●どうして言われたことしかできないのか・・・

協力会社と毎日のようにいろいろやり取りしていて、今日、4~5人で分担をさせた一通りの作業をひとつにまとめました。
協力会社の社長から電話で、「一通りすでに集まってパソコンのデスクトップ上にあるから、もう日本に送っても大丈夫だよ。」と言われ、さっそくデータをチェックし始めました。
チェックし始めようとしたものの、、、見た瞬間に頭が痛くなりました。

分担作業をさせていたため、それぞれ集められたデータがそのまま放置されています。そのためファイル名もバラバラ、フォーマットもバラバラ、、、。
このままではとても日本側へ引き渡せません。それぞれの制作者へ一度返して、整理させようにも、今日は日曜日。
・・・・・・しかたなく、一個づつファイルを開き修正を加え、ファイル名を書き換え、整理整頓を始めました。
横に一人だけ制作者がいたから、せめて、彼が制作した分だけ整理してもらおうとしました。「あとで直しておく」って言っていたため、他のデータを直していましたが、その間に彼は消えてしまいました・・・。きっと日曜日だし、何か約束でもあったのかな、、、はぁ。

まぁ確かに、今回数量が特別多いわけでは無いので、ファイル名はどうしろとか、フォーマットはどうしろとか、そこまで細かい指示を直接は出しませんでした。

しかし、、、普通、ファイル名を見ただけで内容を想像できるものを最低限つけるべきだと思うのですが。まったく制作者それぞれオリジナリティ溢れるどうでもいい名前がついています。
まぁ制作者に指示以上のことを求めてもしかたないので、、、せめて、仕事を配分している人間、この場合だと協力会社の社長ですが、、、彼がデータを集めたのならば、しっかりと確認して、整理するべきだろう。それすらできていない。社長は仕事を請けて、それをそのまま時間通りに制作できるように配分しただけ。

みんなそれぞれ自分の目の前のことしか見えていないようです。
全体の流れの中で、自分の今目の前の作業の位置を確かめ、何をすべきか、、、というのが、わからない。ただ言われたことだけをするだけ。

もっと気が利き、言われたこと以上のことができる人間。そういう人間もここ中国に絶対いるはず。
そういう人間と出会えないものだろうか・・・。

Posted by tkm at 18:45 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年04月22日

●不安です。

昨夜の夜7時のニュース。国内のほぼすべての放送局が中央発の同じニュースが流れます。
そのなかでデモに言及し、今後デモをするな!と厳しく言っているような内容がありました。

デモが起きる前までは、第三国の論調は、日本側に非があるとするニュースをたまに見かけていましたが、最近は、日本語のニュースを見ている限り、中国に非がある論調のニュースばかりになってしまいました。
しかしこれも中国政府にとっては、想定の範囲なのかもしれません。
場当たり的な政治は、日本のほうですし、、、中国はとてもしたたかで計算高い政治をしていると思うからです。

・・・中国のBBSでもデモを煽る書き込みが一切削除されるようになり、今週は、平穏な週末になりそうです。
最初から今のようにデモを抑えておけば、ここまで中国の国際評価が下がることは無かったと思いますが、中国政府は、日本との高レベルの対話をするために、自らの側にも非を作り出しているのではないかとも感じます。(以前にもこういことがあったと思いますが、、、いつだったかな?)

しかし、これだけ厳しく押えつけたフラストレーションがどこかで爆発するのではないかと不安になります。
インターネットは、ケイタイメールなど、新聞テレビといった旧来の情報だけではなくなった現在、本当に、中国政府は十分コントロールできるでしょうか。。。

Posted by tkm at 07:11 | Comments [3] | Trackbacks [33]

2005年04月20日

●打倒小日本!达到大日本?

中国人がよく言う、「打倒小日本」が最近、中国人から日本へ向けての応援のような気がしてきてなりません。こんな時期に少々不謹慎かもしれませんね。

「小さい日本を打倒して、大きな日本になる」
他国と特にアメリカと、経済的分野のみならずその他あらゆる分野で対等に渡り合える大きな国になること。そうなることで、日本と中国が純粋な二国間として、良好な関係が築けると思うからです。日本側はわかりませんが、特に中国側には大きなメリットがあるはずです。

現在の日中関係は、そこへ向かうための過渡期ではないかと、建設的に現在の情況を見ています。
この数年、明からに日本の外交能力が向上をはじめ、また日本人の意識変革がおきてきています。中国は江沢民さん以来の対日強硬派が徐々に軟化の兆しを見せ、江沢民さんによって生まれた負の遺産をどう解消するかに当局の主眼が向いているようです。両国にとって明るい未来が見えているような気がするのは、間違いではないようなきがします。
ひとつひとつの事象が、二国間双方で、お互いの過去の呪縛を断ち切るために、うまく相互補完が成されているのではないでしょうか。

このように二国間の関係を見ていると、どこかで演出家が台本を作成し、その通りに動き始めているような気がします。
その台本を作成しているのは、小泉首相と胡主席?もしくは、小泉さんの手綱を引くトップクラスの官僚と胡主席?

この舞台の結末は明るい未来が開けているように感じてなりません。

Posted by tkm at 07:44 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●こう無理だと思うんです。はい。

仕事上で、それもクリエイティブな部分で、日本の感覚ややり方を中国でそのままやらせることは、、、。
郷に入れば郷に従えで、彼らのやり方を踏襲し、日本で通用する状態までにサポートする。TKMは日本人としてそういう役割でもあるはずなのです。日本のやり方をそのまま彼らにやらせることは、習慣や技術などの違うここ北京では、とうてい無理なことですし、無理矢理やらせれば、彼らが気持ちよく仕事を続けていくことが大変になってきます。

日本の会社から、協力会社は信頼できないという。
それは指示を受けたこと以上の気の使い方や、日本では常識としてまかり通っていることを、なぜできないのか!と普通に要求してきます。
このままでは協力体制にひびが入るのは目に見えています。

中国側の教育と共に、日本側の意識改革の必要性を強く感じるようになりました。

Posted by tkm at 07:42 | Comments [0] | Trackbacks [1]

2005年04月18日

●北京で雷!!!!!!

今、北京の空は雷がなっています。

北京生活を始めて、もう18ヶ月ぐらいですが、初めて雷を見ました。
以前、初めて北京へ旅行に来たときに、夕立で雷を見ましたが、それ以来のような気がします・・・。
雷鳴を聞いて、日本の気候を思い出しました。

北京の雷鳴は、雨を伴わないようですね。

Posted by tkm at 23:30 | Comments [0] | Trackbacks [1]

●恣意的な報道に流されないように・・・

デモはもともと平和的な抗議行動であるはずです。しかし、デモの枠を超えて暴動へと発生したこの二週連続の反日行動は、結局誰が得したのでしょうか?最も得をしているのは日中間がよくなると少々困るアメリカのような気がします・・・。
中国当局は暴動が政府へ向かうことを恐れ、ウィーン条約に反し在外公使館を守らずにいて、主要諸国から見下されてしまっており、また社会不安が高まっていることで、少なくともメリットは何もありません。まぁ国内の人民が反政府へ向かわないように、日本政府に対して在外公館を護らなかったことに謝罪を行えないものも理解できます。

一方、日本は株価が下がり、在中国の日本企業が実質的な被害を受けています。
しかし、日本政府にとっては、外交カードを得て、大きなメリットを得たのかもしれません。
結局、日本の世論は益々対中感情が悪くなり、中国嫌いが増えてしまいます。

日本での報道は、現実の中国生活をしているTKMにとって少々大げさすぎる分があります。センセーショナルな部分ばかりを報道する面は否めません。一般の日本国民には、恣意的なメディアの報道に流されず、現実の中国在住者のBLOGや在日の中国人などから本来の中国の姿を知って欲しいと思います。

Posted by tkm at 23:27 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●体調を崩し寝込む・・・

この二日間、完全に体調を崩し、日曜日は完全に寝込んでいました。
といっても風邪をひいたわけでもなく、ただ疲れがたまって、偏頭痛に悩まされ、、、。先週一週間の精神的なストレスが一気に噴出してしまったよう。
とりあえず、仕事はネットを通じて、協力会社への指示やデータのやり取りをして、ほとんど横になっていました。

今週も、デモ日和だったようで、中国の各都市で騒ぎがあったようです。しかしここ北京は平穏そのもの。土曜日に、武装警察(?)が大型バスで移動しているのを何度かみました。
あまり当てになりませんが、中国政府も頑張っていますね。

この二日間でずいぶん体調が回復しました。仕事以外にもいろいろやりたいこと、やらなければいけないこと、諸々頑張っていきます。

そういえば、北京は春の風物詩、綿が飛び交うようになりました。

Posted by tkm at 08:49 | Comments [4] | Trackbacks [30]

2005年04月16日

●これってやっぱり事実なのでしょうか・・・

「日本人は死ね」と殴打 上海の邦人留学生証言  【上海14日共同】北京で大規模デモが起きた9日に上海市で日本人留学生が殴られた事件で、被害を受けた留学生(22)=滋賀県草津市=らが14日、共同通信社の取材に応じ、容疑者の中国人が「日本人は死ね」などと、反日感情をあらわにしてビール瓶やいすで何度も殴りつけたと証言した。さらに事件を処理した複数の警官まで「小日本(日本人の蔑称(べっしょう))」などと、留学生をののしる嫌がらせをしたという。  留学生らによると、公安当局は事情聴取の際、「殴ったのが1人なら簡単だ。2人なら中国と日本の関係に影響する」と事実を曲げて証言するよう迫った。公安当局は、中国人女性をめぐる留学生と容疑者の三角関係のトラブルとして事件を処理していた。
これがそのまま100%事実だとしたら、、、上海の公安当局は何十年も遅れているとしか思えません。邦人保護などあったものではないですね。 被害者は一般的に被害を大きく誇張したり、事実の一箇所から妄想が広がり、さらに被害者意識が大きくなったりするのは常だと思いますので、もう少し、事実に迫る取材内容を明らかにしてほしいと思います。 それにしても、中国だから十分ありえそうな公安当局の対応ですね。もう少し詳細な経緯がそのうち日本の週刊誌にでも載るのでしょうか・・・。 あまり被害被害と表に出さずに、事件発生時の日本人を助けてくれた周囲の中国人や、公安の事情聴取における、日本人に対する暖かい眼差し部分にも目を向けた報道をして欲しいなと願います。というか、そういう日本人を助けようとしている人たちがいるはずだと信じたいです。
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●最近、おかしい・・・

昨日の夕方、協力会社からの帰り、ラッシュ時間だったので、地下鉄で帰ることにしました。
阜成门から乗って、西直门で乗り換え、五道口まで行くのですが、、、。
ふと気がついたら、阜成门と西直门の間の駅、车公庄で降りて改札の階段を駆け上がっていました。

・・・・・・えっ?ここはどこ?
西直门の見覚えのある風景ではなく、立ち止まってしまいました。

あ~疲れが溜まっているのか・・・

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2005年04月15日

●中国人を雇用する

ついに社長からの許しが、、、!
春節明けのこの二ヶ月、、、あきらかに人手不足で、北京の協力会社三社の間を一人で走り回っていました。
特にこの二週間物理的に身体が足りないために、ミスが生まれることが増えてしまい、やっと社長の重い腰があがりました。
日本側にも中国人を雇い、直接やり取りすることと、こちらでも中国人の助手を雇うことにし、一気に効率を上げることにしました。
とりあえず近々に試験的に動かしていき、来月から雇うことに。

まだ社会に出て半年の若造が、助手をつけるなんて、、、。
さてさて、今後益々中国人の商習慣や中国自体を理解できるようになりそうです。

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2005年04月13日

●またデモ話題で申し訳ない

夕食、知り合いの中国人と、近所の小汚いレストランでご飯を食べました。
とても小さな店なので、会話の内容からすぐに外国人だとわかったようで、隣で白酒を呑んで、いい感じで酔っ払っているおじさんが早速ふっかけてきました。
「韓国人か!日本人か!」って、、、。
一瞬、上海での邦人留学生の事件が頭によぎり、とりあえず、逃げ道の確保と、突然白酒のビンを振り上げられたときの対応を考えました。
それからゆっくりと「ごめんね、日本人なの。」って応えました。

どうもそのおじさん先週末のデモにも参加し、けっこう白熱している様子。唐の時代から日本軍の侵略経路など、永遠と続けていましたが、ほとんど酔っ払っているので、何言っているかさっぱりわかりません。
中国はどこへ旅行へ行ったんだと聞かれ、「×○と▲□と×△は、なぜ行ってないんだ!日本軍が侵略してきた歴史的な場所だぞ!行かなくてどうする!」なんて、わけの分からないことを口走りつつ。。。
他の中国人も時より、ジロジロとこちらを観察している様子。
不安になりながらも、すぐに逃げ出せる準備をしながら、楽しくお酒を呑みました。
連れの中国人も、何度も話題を変えようと、一生懸命でしたが、そのおじさんとこういう話をするのが面白く、こちらから何度も話しを振ってしまいました。(連れの彼、、、、気を使ってくれてごめんね)

そのおじさん、最後に、「政府は政府、個人は個人だから、我々は仲良くすることができる。」と言っていたのが心に残りました。

いや~本当にぴりぴりした感じ。
なかなか楽しめます。
今週末も大きなデモを予定しているようで、、、。

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2005年04月12日

●中国の思いどおりに進んでいrる?

先週までは、常任理事国5カ国のうち、中国以外は、常任理事国拡大案に賛成していました。
しかし、ここに来て、アメリカ、ロシアが慎重姿勢を見せ始めています。
[安保理拡大]「厳しい現実をどうはね返すか」

おそらく・・・
中国の国内世論を高め、それを世界へアピールする方法がアメリカ・ロシアを動かしたのでないでしょうか?

もし、中国が拒否権を発動せずに、日本の常任理事国入りが決定してしまったら、中国人民の不満が拒否権を発動しなかった中国政府にすべて向かい、たいへん危険な情況になることは間違いありません。
そんな情況は、他の常任理事国はもちろん世界が望みません。先週までの情況では、中国は国際協調のもとに、拒否権を発動するわけにはいかず、日本の常任理事国入りを認めざるを得ない情況でした。なんとか拒否権を発動できる情況をつくりあげたかった。
それが中国国内を不安定化せずに、日本の常任理事国入りを抑え、一挙両得になるからです。

日本の常任理事国入り反対運動を盛り上げ、反政府へ向かわないぎりぎりのところで抑制する。その反政府へ向かうガスが充満していることを他の常任理事国へアピールする。
先週末、それが成功したものと思います。

中国政府は国内問題をうまく利用して、アメリカやロシアを動かし始めた。。。
どの国だって、今、中国が不安定化することを望んではいない。そこをうまく利用したものと思います。

あと、フランスの態度も慎重姿勢へ変われば、来週末に予定されている反日デモは厳しく抑制されるのではないかと想像できます。

・・・このように考えるのは深読みしすぎでしょうか?

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2005年04月10日

●歴史は繰り返すというけれど・・・

盧溝橋事件から3週間後の1937年7月29日それは発生してしまいました。
当時の国民党南京政府の「抗日蜂起、日本軍敗走」のデマにより、北京東方の街、通州の冀東防共自治政府保安隊が決起し、日本人居留民の多くを惨殺してしまいました。
軍隊同士の衝突であった盧溝橋事件ならまだしも、民間人への凄惨たる殺害行為に当時の日本国民の世論が一気に硬化したとされています。
影響等
殺され方が極めて残虐であったとされ、日本は対中感情を大きく悪化させた。日本政府は日中戦争(支那事変)を遂行するにあたり、この事件が心理的大きく作用したといわれる。(引用:ウィキペディア

昨夜、上海で日本人留学生が暴行をうけてしまいました。日本が嫌いだからといって、罪の無い日本人への襲撃。

「日本が常任理事国入り決定の報が流れてから数日後の北京で・・・
「小泉首相靖国神社参拝から数日後の上海で・・・」


日本人も中国人も歴史から学ぶべきことはいっぱいあると思います。

Posted by tkm at 23:36 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●ついに被害が・・・

邦人留学生2人殴られる 上海、飲食店で中国人に  【上海10日共同】中国上海市の日本総領事館は10日、日本人留学生2人が9日夜、同市内の飲食店で中国人客にビールジョッキや灰皿などで頭部を殴られ、負傷したことを明らかにした。2人は病院で治療を受けた後、帰宅しており、軽傷のもようだ。  同総領事館によると、詳しい事情は不明だが、反日感情による事件の可能性も排除できないという。  2人は他の外国人留学生を含む10数人で9日夜、飲食店に入店。直後に中国人客から「おまえたちは中国人か、韓国人か」と聞かれた。4人いた日本人留学生のうち1人が「日本人だ」と答えると暴行を受けた。

あ~やっちゃった。。。
これでますます日本人の中国嫌いが増えてしまいそう。

今日、仕事の打ち合わせに向かうためにタクシーに乗って、、、タクシーの運転手がしつこく「どこの人だ?韓国人か?」って聞いてきました。
まぁあと100Mくらいで降りるので、どのような反応をするかみようかと思い、どうどうと「日本人だ!(文句あるか!)」と言いました。
あっ、もちろん括弧無いは言っていませんよ。
そしたら、バックミラー越しに、じーっと見つめられ、、、少々不穏な雰囲気に。
まぁ別にその後何にも言葉を交わさず、なんとも無かったですけど、、、。
(・・・ちょっと被害妄想が強すぎるかな~。)

Posted by tkm at 18:13 | Comments [0] | Trackbacks [44]

●北京でもデモ

せっかく家の近くでお祭りがありましたが、仕事があり見学できず。
しかし、、、午後、協力会社で指示をしていると、同じく客として来たある中国人が、「参加してきたデモに。大使館へ向かって×○●××」
その場にその他3人ほど中国人がいましたが、一瞬シーンと微妙な空気が流れました・・・

そこにいる全員がTKMが日本人であることを知っています。
それなのに、その中国人はわざとなのかなんなのか・・・。まぁ日本人の中にも空気の読めない変な人は一杯いますけど、中国人でも一緒ですね。

いや~しかし、あの微妙な空気、なかなか面白かったです。

TKMはというと、聞き取れなかったふりをしてしまいました・・・。
あ~日本人だな。

Posted by tkm at 09:01 | Comments [3] | Trackbacks [46]

2005年04月08日

●朝日新聞と産経新聞

この3日間、社説でやりあっています。

2005年04月06日(水曜日)付 朝日社説
 「つくる会」 こんな教科書でいいのか
平成17(2005)年4月7日[木]  産経社説
 【主張】教科書問題 驚かされた朝日新聞社説
2005年04月08日(金曜日)付  朝日社説
 産経社説 こちらこそ驚いた

先日、読売新聞と朝日新聞がNHK番組改編でやりあっていましたが、、、朝日もたいへんですね。
もっともっと社説で討論してほしいです。
いろんな物事に対して複眼的に見る眼を養えるようになると思います。

それにしても今日の朝日社説

 「つくる会」の教科書は、子どもたちが日本に誇りを持てるようにしたいと願う余りだろうが、歴史の光の面を強調しすぎて、影の面をおざなりにしている。その落差が他社の教科書に比べて際立ち、バランスを欠いているのだ。

この部分気になりました。

少なくとも中学生のとき、日本が大嫌いでした。
早く日本を出てどこか違う国で生活したいとあこがれ、アメリカにホームスティに行ったりしました。そう思った原因のひとつに、歴史の教育があったのだと今は思います。
日本の歴史に光の部分があることを当時は教えられませんでした。日本の歴史は闇ばかりで、なんて不幸な国民として生まれたのだろうと、、、。

当時の教科書は、日本の歴史の闇ばかりが強調され、光の面が何も感じられない。そういう教科書だったんだと思います。そしてTKMのような感受性の高い子供は、日本が嫌いになってしまった。。。
そうした情況の中で、4年前につくる会教科書が一石を投じたのだと思います。
実際、つくる会の教科書を呼んでみればわかりますが、他社と比べて闇の部分の強調は確かに減っているようです。しかし、他社と読み比べなければ、十分に闇の部分は記されているとは思うのですが、、、。
つくる会教科書 全文

光の部分を知らずに闇部分だけが強調されて教育されるよりも、光の部分も闇の部分も両方とも知ることができる教育環境をつくる方が、TKMのような異様な子供を量産しなくていいと思います。

Posted by tkm at 07:39 | Comments [0] | Trackbacks [1]

●家の傍で反日デモ予定!!

北京で2万人反日デモ情報=注意呼び掛け-日本大使館  【北京7日時事】在中国日本大使館は7日、北京市海淀区中関村で9日午前、1万~2万人規模の反日デモが行われるとの情報があることから、現場に近づかないなど慎重に行動するとともにトラブルに巻き込まれないよう注意を呼び掛けた。  大使館によると、この反日デモ情報はインターネット上で流れており、日本製品ボイコットなども訴える予定。ただ、中国政府も行き過ぎた抗議活動は法律によって取り締まる方針を示しており、これだけ大規模なデモが実際に行われるかどうかは不明だという。  (時事通信) - 4月8日1時1分更新
きたきた、ついに北京でも、それも海淀区中関村って自転車で5分、家のすぐ傍です。 フランス系スーパーCarrefourがあり、清華大学や北京大学に留学している日本人は頻繁に行くところです。それも明日土曜日。きっと何も知らない日本人学生がふらふらとデモの中に入り込んでしまいますね。

明日、タクシーに乗って通過してみようか、、、。

一週間前ならきっとデモが起きたでしょうけど、もうすでに今回の反日に対する中国政府の対応が変わったようなので、デモを取り締まるでしょう。ちょっと残念。

Posted by tkm at 06:27 | Comments [4] | Trackbacks [68]

●黄砂?

最近、窓を開けてられないですね。
窓を開けて出ていくと、夜になると砂埃でたいへん。
ずっと締め切っています。

もう金曜日。
この五日間あっという間に過ぎ去ってしまいました。
朝から晩まで仕事をしています。

ゆっくりと物事を考えたりする時間が欲しいです。

Posted by tkm at 06:23 | Comments [4] | Trackbacks [41]

2005年04月06日

●新聞社説

こういう日の新聞社説は見ものです。

「「つくる会」 こんな教科書でいいのか」(朝日)
「中学教科書 記述の是正はまだ不十分」(産経)
「検定、採択は日本の国内問題だ」(読売)
「教科書検定 薄める工夫を」(毎日)

新聞を一紙だけ見ている危険性を感じました。
やっぱり常に2紙以上の記事を比較読みするべきですね。

それにしても

 検定についても指摘しておきたい。
 竹島について、「つくる会」の公民教科書は当初、「韓国とわが国で領有権をめぐって対立している」と書いていた。それが検定の結果、「韓国が不法占拠している」に修正された。
 政府見解の通りにしなければ合格しないからだが、検定でそこまで求める必要があるのだろうか。これでは、国定教科書と差がなくなる。
 「検閲」ではなく、事実や通説との違いを直す役割に徹する。検定は、本来そうしたものであるべきだ。 (朝日新聞社説)

日本一のクォリティペーパーを自負する朝日新聞は、「竹島は日本の領土ではない!」という明確な立場を持っているんですね。「朝日(ちょうにち)新聞」と言われてもしかたないですね。

ちなみに、通説が事実であることの保障はどこにもないと思うのですが、、、。国家意思やメディアによる意思が、事実を歪曲して通説を作り上げていることが多々あると思います。

Posted by tkm at 07:23 | Comments [5] | Trackbacks [58]

●理解されることよりも理解することを

ここ数週間、平日は一日中仕事で動き回っています。
協力している会社では、頭をフルに回転させて、仕事をこなしていますが、、、タクシーで移動中、地下鉄で移動中に、ふと立ち止まる瞬間があります。

昨日付けの青年参考は、とても見ものでした。半分くらいが日本に関する記事。ほとんど日本特集。
「常任理事国、教科書検定、不買運動、日韓問題、皇居、沖縄戦、戦艦大和」

これらを走り読みして、、、ふと立ち止まりました。
この日中間のわだかまりにおいて、中国に言いたいと思うことは多々ありますが、自分自身この二年間、
「理解されることよりも、理解することを」
目指してきたのかなって。
これってとても大切なことなのではないかと、ふと思ったのです。
理解してあげることで、回りまわって理解してもらえ、それを踏まえたうえで信頼関係が醸成される。
それは個々人の間でも各国家に属する国民の間でもいえる事なのでは。
国益第一優先の国家間では、そんな悠長なことは言ってられませんが。すくなくとも政府同士は国益追求のために正論を言い合わなければなりません。どちらかというと日本はずっと悠長に構えていた感が否めませんね。それが中国韓国北朝鮮の近隣国家に通用せずに、その膿が今出てきている?
少なくとも、国民間では、相手を理解する気持ちが大切なのではないかと・・・

中国に最初来たときは、「なんで日本のことわかってくれないんだよ。」と思っていましたが、それがいつしか、そうした欲求は徐々に消え、徹底して中国社会を理解するようにしてきたんだと思います。
最近、中国の新聞で日本を知ろう知ろうとする態度が、反日的記事の合間に見えることが微笑ましく感じています。

Posted by tkm at 06:46 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年04月05日

●お祭り騒ぎ

ネットを見ていると、反日機運がずいぶんと高まってきたようです。
 ・常任理事国入り反対
 ・教科書検定
今までの反日に加え、最近はこの二点が注目の的のようです。
先週、中国国内あちこちで日本製品の不買運動が拡がり、先週末はシンセンでイトーヨーカドーが襲撃にあったようです。
日本のネットで、「通州事件ももうすぐ?」なんて見出しを見たりもしましたが、日本で報道されているほど、北京での生活上なんら問題はありません。

現在常任理事国入り反対署名が2700万人超えたと言われています。
・・・・・・大丈夫でしょうか。

日本が常任理事国入りする可能性はものすごく高いようです。
加盟国2/3以上の131カ国の支持を受け、拒否権を持つ常任理事国のうち中国は態度を保留にし、他の国はすべて支持しています。
拒否権を持つ中国政府が反対すれば、それで日本の常任理事国入りできなくなります。

つまり、もし中国政府が国際的孤立を避けて拒否権を発動せず、日本の常任理事国入りが決定したら、中国人民の不満が、常任理事国入り反対から、中国政府へ向かうのではないのでしょうか?
大きな動乱が発生しそうで不安です。

Posted by tkm at 07:05 | Comments [0] | Trackbacks [6]

2005年04月04日

●身体がもたない

物理的に身体が足りません。
たった一人で3つや4つの仕事をこなしていると、もう限界です。
早く一人中国人を雇いたいのですが、、、なかなか社長からOKが出ない。
今日も、タクシーで二往復、、、もう一人いれば、こんな無駄な移動しなくてもいいのに。その分、一つ一つの正確さを高めることができるのに。
明日も、同じだな~。
こう単純にパシリが欲しいんです。あと完全な通訳。協力会社で発生した問題点や疑問点が電話だけではイマイチつかめないんですよね。顔を合わればすぐに分かるのですが。。。

会社では、日本側に中国人を一人置こうと考えているようですが、、、。
そうすると、結局北京を走り回るのはTKM一人。
忙しさはまったく軽減されない。

あ~早く寝よ。

Posted by tkm at 22:23 | Comments [1] | Trackbacks [48]

2005年04月02日

●いつもながら、すごいな~って思います

タクシーに乗ると運転手がよく世間話をしてくるので、たまにうっとおしくてたまりません。そういうときは、最初から言葉がほとんど分からない外国人のふりをします。

そして、今日、協力会社からの帰り、疲れて会話する元気もなかったため、行き先だけを告げ、あとは言葉がわからないふりを決め込んでいました。
どの路を行くか聞かれましたが、面倒なので「知らない知らない、あなたが選んで。」と言っておきました。

・・・・・・すると、いきなり、、、へぇ?遠回り?
でも面倒なので、別にいいかと無視していました。いつもは通らない車窓からの眺めを楽しみつつ。
運転手は鼻歌まじりで、楽しそうです。それを見てたらどんどん腹が立ってきました。

ずいぶんと遠回りして、やっと到着しました。いつもなら約19元前後の道のりが、25元。
とりあえず、ペンを取り出し、助手席前にあるカードの運転手の名前と登録番号、および監督電話を控えるふりをしました。
そのとたん、鼻歌運転手は表情が変わり、カードを隠しました。
笑いながら「私はだましてないだましてない、車の混んでいる路を避けただけだ」と言い。だけど25元を20元にまけるから許してくれと、、、。否定しておきながらまけてくれるって、、、心の中で思わず吹き出してしましましたが、ここで笑ってはいけない。
とりあえず19元にまけさせ、
「こういうことはよくあるって外国では有名だ。どういう風に外国人が中国を見るようになるか考えてごらん」
と言って、タクシーを降りました。

・・・はぁ、無駄なエネルギーを消費してしまいました。
すぐ騙してくる社会って、、、嫌な社会です、、、。
・・・・・・はぁぁ(ー_ー)

Posted by tkm at 15:54 | Comments [0] | Trackbacks [2]

2005年04月01日

●すごいね。でもちょっとやりすぎ?


チンパンジーのモモちゃん、東大合格ならず
 天才チンパンジーとして知られるモモちゃん(8才)が東京大学文科Ⅲ類を受験し、不合格になっていたことが23日明らかになった。

(詳細は原文をご覧ください)

さすがに1日13時間の勉強もさせれば、頭禿げ上がってしまうよね。かわいそうなモモちゃん。
やっぱチンパンジーには無理なものは無理なのではないかいな。

Posted by tkm at 06:40 | Comments [7] | Trackbacks [37]