2005年06月03日

●0002北京天文館新館

設計者:王弄吉(情報提供mo~さん)
竣工年:2004年
住所:西城区西直門外大街北京動物園南側
タイプ:博物館
URL:その1




















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2004年12月12日にオープンした北京天文館。
設計は、、、誰かわかりません。中国人ではないのは確かです。情報募集中。古い天文館の後ろに巨大なガラスの構築物が日に日に出来上がってくるのを留学中に何度も見ていました。
日曜日の昼、想像はしていましたが、やはり人が多い。チケット販売所も行列ができていました。今回の目的は、建築の見学と北京の立体映像のレベル調査。そのため、30元も出して、4D劇場のチケットを購入し建物に向かいました。
建物は、とりあえずガラスガラスガラスガラス。ひたすらガラス。西直門外大街に面した北側はすべてガラス。さらにガラスの曲面が多用され、北京の施工技術でよくここまで作れたと感心していました。話によると、このガラスの曲面、最初に3Dで設計し、木板でモックアップを作成、それが収まるように木を削りながら修正し、ガラス板を一枚一枚特注し制作。・・・とてもたいへんな作業をしていたようです。
外から見てその姿に圧倒される感じでした。実際に中に入ってみると、北側の約30mのガラスの吹き抜けがすごい。ほんとによくこんなものを作ったと関心するばかり、、、これだけお金があればもっと別の、、、まぁいいか。
それから三つのガラスのチューブ、ガラス一枚一枚の重なりによって生まれる曲面がとてもきれいに見えました。何枚もいろんな角度で写真をとってしまいまいた。
4D劇場はどうかというと、、、なかなか楽しめました。特別な眼鏡をかけ、立体映像で地球の誕生から生命が生まれ、人類が誕生するまでの過程を説明。途中、風や水滴が顔にあたったり、座席が振動したり、なかなか楽しめます。3Dではなく4Dである理由がここにあるのですね。子供たちは喜びまくっているし、いいデートスポットにもなると思いました。
4D劇場を観劇後、エレベータを発見。地下1階から8階まである様子。建築をやっている人間として、やっぱりすべての階を覗き込みたい。注意されるのを覚悟の上、8階の屋上階へ、、、。扉が開くとやっぱり保安の人が立っていました。「何の用だ!」と言われましたが、ここを見たいと言ったら快く了承していただき屋上に出ることができました。きっとこの保安の人、一日中暇で仕方ないのでしょう。屋上には天文台と太陽観測室がありますが、今日は閉館。建物を構成する3つのキューブが屋上まで飛び出しているのを確認しました。

これだけのガラス曲面の空間をつくれる資金力にびっくりです。
内部空間としてはこれといって秀でるものは無いかもしれませんが、全体の構成としては明確で、夜景になるとそれがより明確に見えます。見て損は無い建築であると思います。
(2005年1月10日)

Posted by tkm at 2005年06月03日 14:30
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Tracked on 2006年11月12日 22:26
コメント

こんにちは。北京で建築設計をなされているのですねー。ネットでこの建築をしらべていたらここにたどり着きました。なんだかすごい建築ですね。中国でこの曲面はけっこう驚きです。

建築家は王弄吉とか人のようですね
http://www.earch.cn/ReadNews.asp?NewsID=594
今度北京に行ったら訪れてみようと思います。

Posted by mo~ at 2005年06月08日 18:46

設計者情報ありがとうございます。
パブコレってmo~さんのサイトですか?
上海で楽しそうなことされているようですね。
頻繁に覗かせていただきます。

Posted by TKM at 2005年06月10日 08:54

こちらこそ。北京情報楽しみに見させていただきます。
上海はこういう「建築作品」的な建物はこれからという感じだなーという実感です。

Posted by mo~ at 2005年06月10日 13:53
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