2004年10月27日

●ムルデカ

「ムルデカ」インドネシア語で独立。
酔っ払いながら、たまたま立ち寄ったDVDのお店で、たまたま手にとって買ったんだ。
それからしばらく見てなかったんだけど、先日やっと見た。

って、いいのかよ、こういうDVDを中国で販売されていて・・・。
こういうのを中国人が見たらいったいどういう変化が起きるのだろう。とても興味がわくよ。

多くの日本人は知らないだろうけど、1945年の終戦後、インドネシア独立に日本人約2000人が帰国命令を無視し、インドネシア人と共に武器をとって、独立のためにオランダと戦った。現在も独立記念日には、旧日本軍軍服を着たインドネシア人と、インドネシア国軍軍服を着た二人で国旗を揚げるらしい。
元々、そうしたこと少なからず知っていたので、それが映画化されているのに、まず一つの驚き。で、そうした過去の日本軍を美化する映画がそれも中国で販売されていることにものすごい驚き!!!
これ、当局に見つかったら没収じゃないの???これを見て自身の歴史観を見直す中国人が絶対出てくると思う。
だって、普通に中国のドラマとか映画とかは、日本軍は完全に極悪非道で鬼そのものだもん。2000年に「鬼子来了」(監督・脚本姜文)でやっと「鬼は日本軍だったのか?」と感じさせる映画が制作されたけれど、たったそれだけで当局から上映禁止になったし。、、、歴史観が変わる可能性のある情報はいっさい得ることができないように規制が入っているはずなんだよ。
それなのに、こんなムルデカのような映画が中国で出回っているなんて・・・

まぁ、でも映画の冒頭からあまりにも強烈だから、多くの中国人は嫌悪感を感じて以後を見ないような気がするけどね。
この映画、インドネシアでも公開されたらしいけど、何も歴史問題にならないところを見たら、やっぱこうした歴史観が正統なんだろうなって思う。

そのうち友達のインドネシア人と中国人とでこうした映画を見てみたいなって思う。

Posted by tkm at 2004年10月27日 12:28
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