2004年12月09日

●チームプレイとスタンドプレー

現在、北京で二つの会社と協力をしています。
A社は、物件を重ねるごとにどんどん成長していくのが見え、B社は、毎回同じミスや勘違いの繰り返し、、、。
この違い何からくるのでしょうか?
A社が新しく設立して間もない会社で、仕事に対してとても丁寧に臨んでくれています。一方B社は、大きな仕事なども安定してあり、業界の中で中堅的な位置であり、仕事に対してある程度のポリシーを持っているようです。
単純にそうした違いなのかなと、しばらくは考えていました。

現在、同時に3つの物件をA社にさせており、社内で許容一杯の負荷がかかっています。こうした状況になり、A社がなぜ日々成長していくのか、やっと見えてきました。

A社は、毎回担当していただく人を筆頭に、3段階ほどのピラミッドができていました。トップの彼女が一つ下に指示し、さらに下に指示する。しかし一方通行ではなく、トップが理解できないところを下の人たちと一緒になり確認しカバーしあう。ソフトウェア操作に関しても同じような状況になっていました。
一方B社は、常に同じ人がひたすら物件をこなしています。他者から干渉されることなく、仕事のあるときは休日でも夜でも朝でも打ち合わせが行えます。ミスがあっても社長とその人自身の問題で終わってしまいます。

結局物件を担当するのは一人ではありますが、それらを互いに様子を確認しあう状況があるのと、一人の自己完結で物件をこなすのと、大きな違いがあります。

北京のこの業界はほとんどがスタンドプレーであると考えられます。この業界に限らず、中国の社会はスタンドプレーが多いように感じられます。しかし、A社のようなチームプレイができる会社が、今後北京の仕事が激減し、生き残りをかけた厳しい戦いに勝ち残って行くものと考えられます。また、以前書き記したように、独立心が異常に高いのは、こうしたスタンドプレーが一般的だからこそこそ容易に独立しようと考えていくのではないでしょうか。

Posted by tkm at 2004年12月09日 13:25
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://disk-rescue.sakura.ne.jp/beijingarchi/blog/mt-tb.cgi/114

コメント
コメントしてください

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?