2004年12月08日

●12月8日、贖罪の日?自信を持つ日?それとも・・・

今日は12月8日。
きっと歴史授業で習ったものの、多くの日本人は忘れていると思いますが、63年前の今日、アメリカの謀略により、勝てる見込みがないのを承知のすえ、日本が真珠湾を攻撃せざるを得なかった日です。

「謀略?日本が宣戦布告せずにアメリカを騙し打ちした卑怯な攻撃ではないの?」

1999年アメリカの機密資料公開によりそれら騙し討ちの事実が覆されることとなりました。
アメリカは、事前に真珠湾攻撃が成されることを察知しており攻撃をされることを知りながら、現地の太平洋艦隊には連絡をしなかった・・・。
当時太平洋艦隊長官キンメルは、パールハーバーの責任を取らされ、降格および罷免を受け退役させれました。しかし、この1999年の公開を受けて、アメリカでは1999年5月上院で、2000年10月下院の採択を経て、キンメル長官の名誉が回復されています。

残念ながら多くの日本メディアは、メディア側の意図によって、その資料公開を報道せず、多くの日本人は「卑怯な日本軍」という贖罪意識のままです。
キンメル長官の名誉が回復されたように、真珠湾に関する卑怯な日本軍への認識も改めなければならないと思います。


そして我々現代に生きる人間がこれら歴史から学ぶべきことは、こうした事実を受けて日本がアメリカに対して非難することではないし、日本が罪の意識を持たないようにするわけでなく、もっと違ったところにあるはずです。

まず私が思うのは、国と国との関係は、昔も現代も騙すか騙されるかの弱肉強食であることを認識し、様々な国がそれぞれの国益追求の国家戦略遂行のために謀略を繰り返していることを知るべきです。
そして我々一般人は、一国民の意識を超えて、そうした国の行為を冷静な目で客観的に見て理解するべきだと思うのです。政府発の様々な報道や世論喚起に、またはネット上に流れる様々な情報に、一喜一憂せずに、その行為や情報の裏側を知り、自国の政府も含め他国の政府の行為を静かに見るべきではないでしょうか。

一日本人から見て、今の中国政府の行為は行き過ぎていると思います。しかし、決して中国政府を否定できません。過去の日本やアメリカもそうであったし、現在のアメリカでさえも今の中国がやっていることとたいして変わらないと思うからです。
しかし、日本人も中国人も自国政府発の情報を鵜呑みにせず、客観的に眺め、歴史を知り歴史から学ぶことによって、戦争の惨禍を避けることはできると思うのです。

真珠湾に関する詳細はこちら。
日本語訳
「真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々」
妹尾作太男 訳 文藝春秋 2001年6月30日
原著
「DAY OF DECEIT :THE TRUTH OF FDR AND PEARL HARBOR」
ロバート・B・スティネット著

Posted by tkm at 2004年12月08日 12:31
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