beijing architecture

●広州図書館新館コンペ

香港のそばの広州市では、2006年竣工を目指して、広州図書館新館の計画始まっています。先日コンペが行われ、全部で約90もの設計事務所が登録し、13案が1月24～30日までネットおよび展覧館で公開されていたそうです。
13案のパースはこちら
なお、この新館の規模がものすごいです。

総工費　8.4億元（110億円）
計画地面積　2,1067平方メートル
総面積　95,000平方メートル
蔵書量　400万冊
平均一日一万人の入館者

数字が大きすぎてあまり想像できません。そこで、、、
国立国会図書館関西館の比較してみました。

総工費　430億円
総面積　59,500平方メートル
蔵書量　163.2万冊

総工費は物価の差がありますから、かなりの高額なんだと思います。
蔵書量は半端ではないですね。もうちょっと比較するために、、、

日本の図書館蔵書数ランキング
　１．606.7万冊　国立国会図書館　東京本館　
　２．241.3万冊　筑波大学図書館　
　３．223.6万冊　慶應義塾大学三田メディアセンター　
　４．219.3万冊　大阪大学図書館　本館　
　５．218.6万冊　早稲田大学図書館　
　　　　　　　　　　　（ウィキペディアより）

さすがに国立国会図書館には及びませんが、日本でも第二番目の規模です。
なおすでにネットおよび展覧館での市民投票の結果がでています。
ネット
　４号　２０％
　９号　１４％
　５号　１２％
そして審査会では以下の３案選出されました。
　３号　澳大利亚考克斯集团
　９号　株式会社日建设计＋广州设计院
　５号　香港许李严建筑师有限公司＋广州市城市规划勘测设计研究院
選ばれた案はこちらです。

日建設計頑張っていますね。
あれ？この５号案は、なんとなくCCTVをパクってませんか？
このパースだけではなかなか判断がつきませんが、形態だけでなく計画への挑戦をしていてほしいなと思います。