beijing architecture

●実験的試みの日本建築

久しぶりにじっくりとGAJAPANを眺めていて、、、日本と中国の建築の違いについて考えてみました。
日本の建築は、とても実験的な感じがするんですよね。何か新しいものを生み出そうとする力を感じます。またその実験的試みは、単なるデザイン上のものではなく、構造への挑戦であったり、計画への挑戦であったり、歴史への挑戦であったり、、、様々です。GAJAPANで紹介や解説されている新しい建築を見て、、、やられた～！一本取られた～！というのを強く感じますからね。
一方、中国の建築はどうでしょうか。ものすごい勢いで設計がされていますが、いずれも表層的デザインへの挑戦のような気がします。新しいものを生み出す力は、表層デザインにばかり目が向いていて、新しい構造や計画などへはあまり関心が無いようです。建築系の雑誌を眺めていても、いずれも簡単な紹介、自己分析、設計趣旨を説明するものであったり、研究調査の発表であったりしています。GAJAPANの○と×のような批判批評などあまり見ることができません。しかし最近、中国でも個人建築家が少しづつでてきて、いろいろな実験的試みをする人たちがでてきているようです。そういう勢いが主流になり始めれば、建築植民地とか言われることも無く、中国発の建築を世界に発信できるようになるのではないでしょうか。今後の発展が楽しみです。