2006年06月10日
●水煮魚を食べて急患へ運ばれる、、、死ぬかと思った。(長文失礼)
仕事がバタバタで週末は休めそうに無い雰囲気、ここは景気付けにと昨夜金曜日の夜、久しぶりに好物の水煮魚を食べに行きました。
いつもは鲶鱼(ナマズ)ですが、あいにく草魚(ブラックバス?)しかなく、、、ガマン。
久しぶりの最初の一口を食べた瞬間、、、喉に違和感が。。。
、、、
、、、、あれ、、、
、、、、う~ん、、、
骨が喉に刺さったみたい、、、。
ご飯を一口丸呑み
ご飯を二口丸飲み
ご飯を三口マルのみ
無理だ、、、
ちょっとトイレへ、、、
指を喉に入れ、異物に届くか、、、、
、、、、、、、、、、はごぉ
、、、、、ぐふぅ、、、、
、、、、、、、、、、、、あっごっ
、、、、ごふぉえ、、、、
無理だ、、、
身体中変な汗がたらたらと、、、
首を左後ろに曲げると痛みがない、右前に曲げると痛みが走る。。。右に曲げて食物を通すと激痛。
・・・腹減った、、、モノを飲み込むたびに小さな痛みがあって食べる気にならず。
連れが心配そうな顔をしながらも美味しそうに食べてる横で、左に首が折れ苦悶の表情のTKM、、、周囲の客から奇怪なまなざし、、、。
30分ほど経過してもまったく取れる気配無し。ここ中国では骨が喉に刺さるとすぐに病院へ行って取ってもらうらしい。日本でもそうなのかな?ちなみに人生の半分は魚嫌いで食べれなく、今まで骨が刺さるという経験をしたことが無い。ご飯を飲み込むというのを聞いたことはあるがやったことも見たことも無い、、、。これは素直に中国式に病院へ行くか、、、
勧められるまま中国初となる病院へ足を運ぶ。時間は夜9時。通常窓口はもちろん開いておらず、急诊へ。最初に行った病院は取り出す道具が無いとのことで追い返される。200mほど離れた病院へタクシーで、、、。タクシーを降りて普段とは明らかに違う足取り、、、一分でも一秒でも早く取り出してくれ!!こんな近くに大きな病院が密集している崇文門は素敵だとマジで思った、、、。
挂号して、二階の耳鼻科へ駆け上がる、、、おぉぉぉぉ患者の列ができている。でもみんな普通に平気そう。隣の眼科の患者か、目から流血している人以外、急患らしき人は阿修羅の顔したTKMくらい。
おまえら明日出直して来い!!先に診てくれ~!!
早く早くこの痛みを楽にしてくれ!!
こいつら、急患を通常の診察のように使ってないか!!
と、ここは中国、こんなことに怒ってもシステムがそうなんだから怒っていても仕方が無い、、、。
、、、徐々に痛みがが首全体に広がっていくのを感じ頭痛まではじまりさらに体温が下がっていくのを感じつつ待つこと30分ほど。
ようやくTKMの名前が呼ばれた。
なんか昔、風邪がひどくて病院の待合室で待っている最中気を失ったことがあったな、、、あの時はほんと白衣の天使に見えた。なんかそんなことを思い出しつつ、白衣の天使を探すが、、、ん~どれもパッとしない。
白衣の天使ではなく、おじさんの医者が、鏡を用い慣れた手つきで、子供をあやすような口ぶりで、喉を覗き込む。
ぐふぉ。。。空っぽのはずの胃から内容物を吐き出す。。。
けっこう深いところにあるターゲットを目視したらしい。
医者「深いな」
TKM「・・・」
いや、「深い」じゃなくてさ、「すぐ取れますよ」とか、「あ~見えた見えた浅いですね」とか、嘘でもいいからもっと安心させる言葉をかけてよ、、、こっちは不安で一杯なんだからさ、、、
喉への麻酔、、、
はぁ、ふぉぇ、ふぉえ、ふぉぇ、、、
麻酔が肺に入ったのか呼吸が少々困難に。。、
う~ぐるジー
舌を自分の手で引っ張りながら、医者は大きく九の字に曲がった鋏と鏡を両手に喉へ突っ込む。
ぐおぇ、、、(吐き出す音)
だめだ、、、すぐこみ上げてくる。。
舌の引っ張り具合が悪くターゲットを確認できないとのこと、医者に言われるままいくつかの角度を試しつつ、
1.舌をガーゼで巻かれる
2.医者が引っ張る、
3.その角度を真似て自分で引っ張る
4.鏡と鋏を温める
5.喉に突っ込む
6.嗚咽する
二度三度同じことの繰り返し。
舌を引っ張る角度が悪いのと、すぐに嗚咽してしまうTKMにすべての非がある、、、医者との共同戦線も連携プレーが悪く、膠着状態に。。。
となりの席でも若い女の子が喉に骨が刺さっているらしく、痛みは少なそうだけど神妙な面持ち、、、となりの女医は彼女の骨を見つけられずに困っているようだ、、、。
結局麻酔も三度やり直し、、、ますます呼吸困難、、、
幾度もの嗚咽に涙と鼻水とよだれでむちゃくちゃ、、、
ごみ箱には嘔吐物とガーゼがたまっていく、、、。
ドアのガラス越しの中国人、そこ笑ってんな~~。
時間にして30分ほどたっただろうか、、、。
ようやく喉のほんとのほんとの奥底に鋏か何かが触れる感じがした、、、こみ上げてくる気持ちを必死に抑えること十数秒、、、。
口から出てきた鋏の小さな先っちょには大きく太い骨が、、、。
全長2.5cmほど。
でかっ!ありえない、、、。
こんなの食うか普通!
医者に感謝感謝の言葉を言い、ふらふらの足取りでそのまま廊下に出た、、、ドアのガラス越しから見物していた中国人から暖かい言葉をいただきながら、、、へなへなと座り込む、、、
喉の痛みは半減したも、麻酔で感覚が変。。。
生きた心地のしなかった苦闘の2時間でした。
20時間ほど経過した現在、喉の異物感はもちろん無いものあきらかに外傷性の痛みが残り、流動物しか食べる気がしません、、、。
もう絶対に絶対に草魚は食べない!!!
(HOTPOTの草魚は別、、、あれは美味かったもんな)
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ちなみに今回のケース、ご飯を丸呑みはかえって症状悪化させたようです。小さな骨のときはご飯丸のみで取れることがあるそうですが、大きな骨はかえって喉の粘膜を壊すそうです、、、場合によっては食堂だけでなく、周囲の臓器まで炎症を起こし手術が必要な可能性も、、、。小骨じゃない可能性が高いなら、すぐに耳鼻科に行きましょう。とくに草魚なんか、、、?草魚は小骨ばかりのははず、なんであんな大きな骨を、、、。
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