2005年01月15日

●磯崎さんの姿勢

en-taXiという雑誌で磯崎さんが中国に関して書いている記事「龍・蛇・蝦・蟹・蝦蛄」を見ました。
ちなみにこれは、「りゅう、へび、えび、かに、しゃこ」と読みます。最後のしゃこだけ読めなかった・・・。さそりかなと想像したのですが、さそりは蠍です。

さて、
・・・こうなんでしょう、前からたまに思うのですが、磯崎さんって日本人というよりもアジア人という感じがします。今、10+1別冊の「漢字と建築」が手元にあり、久しぶりに読み返してみましたが、その言説から察するに、日本人としてどう世界で活躍しようと考えているのではなくて、アジア人として世界と対峙しているかのように感じます。テーマがテーマだけにそういう風に捉えてしまったのかもしれませんが。
言説の中で、日本の状況を毛嫌い(?)し、アジアのというかとりわけ中国の状況を絶賛しているように感じるのです。(まぁ中国で仕事を得るにあたってある意味賢いやり方であるとは思いますが、、、。)

ここでひとつ思うのは、中国で日本人の仕事をする姿勢がそれぞれずいぶん違うのではないかと思います。
日本のこころや精神を忘れずに、アイデンティティをしっかりと持って、この巨大な中国と対峙しながら戦っていくのがいいのか、郷に入れば郷に従えで、中国式(アジア式?)の考え方で思考して、中国式(アジア式?)のやり方でうまく治まっていくほうがいいのか?
磯崎さんは、その言説を見る限り、後者のような気がしてなりません。別にそれが悪いとは思いませんが、自分は前者の方だと自覚しています。きっと理顕さんも建外SOHOでの戦いぶりをみていれば、比較的前者ではないかと思います。

中国が今後よりよく発展していくには、郷に入って郷に従えではなくて、衝突を覚悟して戦っていく姿勢が重要に思うのです。そうすることで、今までの先進国の発展過程に犯してきた多くの過ちを繰り返すことなく、安定的に発展できると思うのです。


あまり二元論の世界に陥りたくはないと常々考えていますが、そんなことを感じてしまいました。

Posted by tkm at 2005年01月15日 07:34
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://disk-rescue.sakura.ne.jp/beijingarchi/blog/mt-tb.cgi/162

トラックバック

» Tramadol hcl. from Tramadol hcl.
Buy tramadol online cod. Tramadol hydrochloride. Tramadol side effects. Tramadol... [続きを読む]

Tracked on 2007年06月19日 01:59
コメント
コメントしてください

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?